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0507-0512/1860

5/7 暖かくて快適な日
 3時まで、皮を剥いだ材木の表面を火で焦がし、柵を立てる作業をした。悪いことに指先を強打してしまった。

5/8 昨夜、いい雨
 父さんと母さんはビンガムトンの町に行った。
 僕は、納屋の芝生を掘起しを終了した。桃とプラムの花がちらほら咲き出した。ブルーバードの巣に5個の卵があるのを見つけた。

5/9 強い風が吹く
 父さんはコーナーさんの雄牛を借りて、スキでケイトさんの店の上の畑を耕す。
 父さんは、ぺッカムさんから1頭当り2ドル25セントで3頭購入した。
 午後は父さんと皮を剥いた材木で東側の柵を作った


 今日では我々は使わなくなったが、モーリスは一日の時間の記述に次のようなイニシャルを使っている。
B.N.    : before noon
forenoon: Sometimes he calls it a term that is still used some today.
A.N.    : after noon
 モーリスの父は農具や役牛の貸し借りも含めて、よその農家の人々と互助的に作業をしている。例えば、コーナーさんの雄牛を無料で借りたり、ケイトさんの馬を有料で借りたり。
『訳者注』 結(ゆい):田植えや屋根替え、味噌つきなど、一時に多くの労働力を要する仕事をする際に、互いに人手を貸し合うこと。訳者の地元では「ええっこ」となまっている。

5/11 強い風が吹く
 午前中、肥料撒きをする。ジャガイモを植えた地面の上に薪を並べて目印をつけた。

5/12
 庭先に玉ねぎ、かぶ、豆などの野菜を植えた。

 ビンガムトンで気球上げがあった。

 姉さんは、ラマロスさんを訪問した。

  学校のモーリー先 生は良く教えてくれる。


 気球上げはワクワクさせる出来事だった。当時の地方紙ブルーム・リパブリカン紙5/16付けによると1000人もの見学者が集まり、ブルーク教授がコメット号に乗ってビンガムトンを2時半に出発し、見る見る間に上昇して北西方向に向かった。2分後には地平線上の点となり、4分後には雲の彼方に消えた。
 コメット号は、4時半にコートランドから3.2kmの所に無事着陸した。メイン町の男性が畑にいて目撃した様子では、高いメープルツリーの木々とぶつかりそうになって、バラスト(砂袋)を捨てて回避したそうだ。 

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